<米国・トランプ政権のイラン攻撃を糾弾する>
~アメリカのイラン核施設への攻撃に断固抗議する~
トランプ大統領は(6.21)米軍がイラン領内の核施設3ケ所を空爆したと発表しました。
国連のグテレス事務総長は「この紛争が急速に制御不能に陥り、民間人、地域、世界に壊滅的な結果をもたらすリスクが高まっている」と表明しました。
今回の攻撃対象は3カ所の核施設で、米メディアによれば、地中80㍍にあるフォルドゥにある地下貫通型爆弾バンカーバスター6発、他の施設には巡航ミサイル計30発を撃ち込みました。
国際原子力機構(IAEA)は米国の攻撃後、3カ所の放射線レベルの上昇は報告されていないと発表されています。
イランは汚染の兆候はないと伝えていますが、被害が広がれば周辺の住民をはじめ国境を越えた地域にも影響を及ぼすことになりますグテレス事務総長が危機感を表し、外交による平和的な呼びかけた直後の暴挙です。
日本政府は、アメリカのイラン攻撃について批判を一切回避している。恥ずべき属国的態度です。
日本被団協・田中代表は「許されない暴挙だ」と述べ、トランプ大統領に抗議する「アメリカが核施設を攻撃したことは許されず、極めて残念です。被爆者は、戦争による解決でなく、外交・交渉によって解決すべきだと繰り返し呼びかけてきました」。「核戦争になる危険性がこれほど高まっている時はない。暴力ではなく交渉で解決するよう強く求める」と述べています。
核施設への攻撃へのまかり通る今、被爆国の日本政府が先頭に立って反対の声をあげるときです。
「米国追随」の自公政権では期待はできません。「私が何をするか誰にも分からない」(トランプ大統領)
「権力はそれ自身の論理を持っている(ネタニヤフ首相)。
わが物顔で他国や他民族を攻撃し地獄の門を開けようとする無法者たちを止めよう。
本当に停戦は完了で戦争を終結したのだろうか?
彼らのその身勝手なふるまいを止めるのは平和を望む国際世論と無数の市民の力しかありません。
2025.7.1 「岐阜・九条の会」事務局
「通信」担当:吉田千秋(代表世話人)&吉田隆(HP管理責任者)
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